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- 2014.03.23 Sunday
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インパクトアッテネータ
衝撃吸収材です
レギュレーションでは・・・
・最小で200×200×100(mm)(長さ、幅、高さ)のサイズ
・300kgの車体の先端に取り付け、それを7m/sで壁などに衝突させる
その時の減速度が平均20G以下、最高値40G以下
その他もろもろ・・・
Googleで検索して他のチームを見てみると、なにやらプレス系の機械で潰している写真ばかり・・・
レギュレーション通りに衝突試験をしようと思っていたのですが、他の方法もあったんですね…勉強不足です
けれど僕は衝突試験がやりたいです!
理由は、そっちのほうが面白そうだから!
いえいえ、それだけじゃないですよ、衝突試験なら自分たちだけでもできそうだからです
機械で潰す方法ではどこかに依頼するしかないですよね、機械があるなら別ですが
実際に衝突試験をするならどうすればいいか・・・という話をチームでしました
インパクトアッテネータはあるものとして・・・
300kgの車体は他のもので代用ですね
秒速7m・・・時速25.2km、問題なさそうですが。
壁は・・・少し問題ありそうですが、なんとかしましょう
最大の問題は20G、40Gですね
まずどうやって測定するのか。
加速度を測る機材が必要ですよね、最初はそれが何なのか全然知りませんでした
先生に聞いてみました。
「え?エアバッグのセンサに使われてるやつだよ」
あーなるほど!それはイイかも!車専門の学校なんだから!
・・・と考えたところで、そのデータをパソコンに入れるには・・・?
第一の壁がありました。
データを取得する必要のない方法が1つあります
エアバッグは20Gくらいで作動するそうなので、センサからエアバッグ本体まで丸ごと設置、
衝突させても作動しないなら20G以下!って考えです。
・・・危険です、やめましょう。
とりあえず保留にして、他の方法を考えます。
まずは加速度センサと言うものが必要と分かりました。
そこで誰が言い出したのかは忘れましたが
「Wiiのリモコンにだって使われてるよ」
・・・これだっ!
Googleさんで検索すること数十分・・・
ありました。
Wiiのセンサのデータを受け取り、それを表示してくれるフリーソフトが。
これで、WiiリモコンとBluetooth機能付きパソコンがあれば簡単にできることが判明
しかし実際には精度があるか、リモコンの測定最大値を超えて測定不能にならないか・・・など
問題はありそうですね、測定限界が5G以下だって話もあります
ちなみに、インパクトアッテネータの長さである200mmの距離で、7m/sから0m/sに減速したとします
h=1/2×a×(tの2乗)
h(距離・・・0.2m)
a(加速度)
t(秒)
v(速度・・・7m/s)
v=a×t だから t=v/a なので
0.2=1/2×(7の2乗/a)
よって
a=10×7×7/4 となります
よって加速度は122.5m/(sの2乗)
1Gは 9.8m/(sの2乗) ですから
122.5/9.8 で 12.5Gとなります
つまり、もしとても素晴らしいインパクトアッテネーターができたとしても、平均12.5G以下にするのは200mmの短さである限り無理と。
・・・
ま、とりあえずやってみましょう!